7月2節目が終了した時点で2連対率は唯一50％オーバー、勝率もトップをマークする。5月までは中堅上位クラスに位置していたが、6月『マスターズリーグ第2戦』で中辻崇人が組んで準優勝してから上昇。続く『BOATBoyカップモーヴィ芦屋オープン3周年記念』の藤井公人も快速で予選クリア。最終日転覆を喫したが、7月『福岡ソフトバンクホークス杯』の渡邉翼が整備で抜群の行き足をこさせて悲願の自身初Vを飾った。

4月『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』で高倉和士が好バランスに仕上げて準優勝。そこからは上位級に居続けている。気温が上昇した7月『にっぽん未来プロジェクト競走in芦屋』で組んだ渡邉雄朗は「伸びがいいし出足も上々」で危なげなく予選突破。続く『福岡ソフトバンクホークス杯』では杉村賢也が駆り病気のため途中帰郷となってしまったが、前検から評判のパワーだった。乗り手を選ばず全天候型の傾向にある。

4月初おろしから好反応だったが、4月『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』で川上剛が「これはいいモーター」と太鼓判を押して準優出。続く5月『BTS嘉麻開設12周年記念』は村松栄太がペラ調整で好伸びをこさせた。6月『マスターズリーグ第2戦』の中村真は「全体的にいい」で3年6カ月ぶりに優出。7月『福岡ソフトバンクホークス杯』の古澤光紀も「足は良かった」で準優敗退も仕上がりには納得の表情だった。

7月2節目まで優出、優勝がないのが不思議なくらいの良機。4月『日本財団会長杯争奪戦』の橋本年光から上々の動きだったが、最も動いていたのが6月『マスターズリーグ第2戦』の桂林寛。「久しぶりにいい」で機敏に予選突破に成功した。7月『にっぽん未来プロジェクト競走in芦屋』の富永正人、続く『福岡ソフトバンクホークス杯』の東潤樹も高い次元のバランス型。記念戦士が組めばより威力を発揮しそうだ。

伸び型の好パワー機だ。4月『スポーツ報知杯争奪ゴールデンウィーク特選』の江夏満は好伸びを駆使して優出。5月『芦屋町長杯争奪戦』の海野康志郎は「どの足も文句なし」と快速仕様で優出を果たした。6月『マスターズリーグ第2戦』では江本真治がチルト05度で伸び系に特化させて予選をクリア。7月『福岡ソフトバンクホークス杯』は松村敏が「伸び系なんでしょうね」と1号艇で優出した。捲り屋が駆れば目が離せない。