ボートレース福岡の開設71周年記念「G1福岡チャンピオンカップ」が12月8日~13日まで開催される。師走の博多にトップレーサーが集結。寒さを吹き飛ばすような熱戦を繰り広げる。
地元の福岡支部からは瓜生正義、渡辺浩司、永田啓二、篠崎元志、池永太、西山貴浩、篠崎仁志、前田将太、竹井貴史、羽野直也、仲谷颯仁、中亮太が参戦。12人の豪華メンバーで遠征勢を迎え撃つ。
地元の大黒柱は瓜生正義だ。福岡では記念13優出6Vをマーク。2009年ボートレースオールスター、2011年ボートレースメモリアル、2016年ボートレースダービーとSGを3回も制するなど当地で圧倒的な実績を残してきた。そんな瓜生だが福岡周年の優勝は07年の一度だけ。意外にもなかなか勝ち切れていない。今年こそ17年ぶりのタイトル奪還なるか。
篠崎仁志は現役最多の福岡通算18V。今年も4月のGWレースと8月のお盆レースで優勝するなどしっかり福岡巧者ぶりを見せてきた。福岡周年は5優出1Vの実績で、2013年に優勝歴がある。11年ぶり2回目の優勝を狙う戦いに注目だ。
西山貴浩も見逃せない。10月に若松周年で優勝。これまで福岡3場では記念タイトルを獲れていなかったが、悲願の地元記念初Vを手にした。この勢いで福岡周年のタイトルも狙いたいところ。まずは2021年福岡周年に続く2回目の当地記念優出をめざす。
その他にも2021年福岡周年覇者の前田将太や、10月の福岡戦でオール2連対Vを飾ったばかりの永田啓二、昨年の福岡周年で優出3着に入るなど当地記念6優出の篠崎元志、今年5Vをマークしている池永太、福岡2節連続V中の竹井貴史、今年15優出とコンスタントな活躍光る渡辺浩司、11月の高松宮記念で優出3着と近況好調な仲谷颯仁、今年福岡初参戦になる羽野直也、福岡周年初登場の中亮太と楽しみな顔ぶれがそろっている。V争いを引っ張るような活躍に期待したい。
遠征勢でまず注目は山本寛久(岡山)だ。昨年10月に行われた福岡周年で優勝。コンマ01の弾丸ショットで3コースまくりを決めて頂点に立ち、約9年4カ月ぶりとなる2回目のG1制覇を果たした。山本は福岡通算12優出3Vで、当地4節連続優出中と水面相性抜群。大会2連覇をめざしてどんな走りを見せるのか目が離せない。
馬場貴也(滋賀)は昨年8月に福岡で行われたSGボートレースメモリアルの覇者。あのとき以来となる約1年4カ月ぶりの福岡登場で、当地2つ目の記念タイトルを狙う。今年の馬場は9月の丸亀SGボートレースメモリアルで優勝するなど賞金ランキング首位を快走中。この福岡周年の直後にグランプリを控えているだけに、弾みをつけたい一節になる。
吉田裕平(愛知)も楽しみだ。11月の丸亀周年で記念初Vをマーク。いま勢いに乗っている27歳のニュースターだ。吉田は福岡水面と相性が良く、当地は通算5節出場して4優出2Vという抜群の実績。昨年12月の一般戦で福岡初Vを飾ると、今年9月にはG3福岡企業杯でも優勝して当地2節連続V中だ。福岡周年でも大暴れしそうな気配十分だろう。
その他では賞金ランキング2位の毒島誠(群馬)や、6月に尼崎SGグランドチャンピオンで優勝した土屋智則(群馬)、2005年以来となる2回目の福岡周年Vを狙う濱野谷憲吾(東京)、9月の桐生ヤングダービーを制した関浩哉(群馬)、2016年福岡周年覇者の萩原秀人(福井)、10月の戸田SGボートレースダービーで優出2着に入った佐藤翼(埼玉)らも注目しておきたい。
(データはすべて11月16日現在。カッコ内の表記は支部)